NYブロードウェイに飽きた方へ!観客もクラブの如く歌って踊る「HERE LIES LOVE」って?

てくてくてく。
AStor Placeステーション近くを歩いていると、楽しげなポスター発見。

「HERE LIES LOVE」
ヒアライズラブ。

「これ一回観に行こうとしたけど、1人で行くのはちょっとハードル高かったから諦めたんだよ〜」
一緒に歩いていた友達(演劇詳しい)がそんな告白するもんだから、演劇に全く興味なかったのに少し気になる。

「1人で行けないってどゆこと?」
「なんかクラブみたいなんよ」
と、演劇なのにクラブってどうゆうこと!
この瞬間、好奇心スイッチ完全にONになりました。

ポスターをよく見ると、musicはFATBOY SLIMじゃないかい!(ミーハー)
HERE LIES LOVEを上演しているのは「The Public Theater パブリックシアター」
AStor Placeステーションのすぐ近くにある大きな劇場です。
パブリックシアターはHERE LIES LOVEをはじめとした新しいカタチの演劇を生み出している非営利の劇団でもあります。
夏にセントラルパークで無料の屋外映画館をはじめたのもここ。
ブロードウェイにちょっと飽きちゃった、という方にはめちゃめちゃおすすめのシアターです。The Public Theater公式HP

パブリックシアターには「ラッシュチケット」というものがあって、当日分の余っているチケットを安く販売してくれます。
今回は90ドルチケットが40ドルに!
はい、もちろんそれでいきましょう。

「RUSH ONLY」
バン、って黄緑色のポロシャツのおっちゃんがガラスに紙を貼ったのを合図にやっとチケット売ってくれました。公演1時間前の6時。
ちなみに、買う時になぜか郵便番号を確認されるので泊まってるホテルの郵便番号確認しておこう!

クラブみたいな入り口。
このピンクのネオンカラーが、これから始まるものがクラシカルな演劇とは全く違うことを主張しています。

どやー!
クラブ顔負けの入り口(ってそんなにクラブ自体いったことないけど・・・)

会場の中は、ネオンのあかりがピカピカ、ギラギラ、まさにクラブ。
座席がまったくない!みんな総立ちです。

この会場、通常のシアターのように座席とステージがぱっくり分かれている訳ではなく、360度色んなとこにステージがあり、その隙間に私たち観客は立つことになるのです!
(写真でみんなが寄りかかっているのがステージ)

お酒も販売されています(公演始まる前までね)
妙なテンションで飲みたくなっちゃう気持ちすごい分かる。

こちらが今回の主役、イメルダ婦人(と大統領一家)。
彼らもおもいっきりネオンで光りながら開演前の我ら観客たちその存在をアピールしています。
どやー!

HERE LIES LOVEはイメルダ婦人の生涯にスポットを当てたストーリー。
彼女はいつかの時代のフィリピン大統領の婦人で、靴収集癖が世界的に有名なお金遣いの荒かった女性。多いときで6000足もっていたようで、フィリピンにはそんな彼女の靴を保存した靴博物館がありますので、みんな行ってみよう〜
決してイメルダ様の足元にも及びませんが、靴好きなtanimmyはよく「イメルダ婦人みたいだね」と突っ込まれてまして、勝手に親近感を抱いていたのも今回の鑑賞の理由でもあります。

上から金髪DJ。
ライトアップされたDJブースから「きみたちをこれからフィリピンに連れてくよ!」とどSチックな叫び声がして公演が始まりました。

ここからは撮影禁止なので写真はないのですが・・・

演劇を“観てる”っていうより“演じてる”って表現した方がしっくりくる1時間45分でした。
セリフとかを与えられる訳ではないのですが、私たち観客は、時にフィリピンの民衆となってイメルダ婦人に向かって叫んだり、時にフィリピンと敵対するアメリカ国民となって歌ったり、時に報道カメラを囲む野次馬になったりします。

上演中は観客60人ほどを次から次へと移動させたり、ステージのカタチを次々に変えたり、スタッフサイドはとても大変そうでした。
ただ、観客に対して「ストーリーに入り込む当事者意識をどうつくるか」をきちんと考えたんだろうなーって唸ってしまう仕掛けが散りばめられておりました。“演劇”って言葉でまとめてしまうのがもったいないくらい新しい表現の場で、今までみた舞台で一番心に残りました。(っていってもそんなに鑑賞経験はありませぬ)

普通の演劇、ブロードウェイにあんまり興味ない方も楽しめるのでは!

2015年1月までみたいです。
ぜひお試しくださいませ。
HERE LIES LOVE

ちなみに、tanimmyは比較的体を動かすことや歌をうたうことが好きな人種なので、正直めっちゃ楽しかったですが、体を揺らすとかジャンプするのが苦手な人は是が非でも避けた方がよいです。はい。

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